産後痩せたい人に言いたいこと

健康

私こんな体格なのですが、まれに産後の方に「○○すれば痩せますか?」と聞かれます。

こんな体格の人にも聞くくらい切実な悩みの方が多いんだろうなと思い、今回筆を執りました。

本題に行く前に、産後→痩せる→骨盤矯正みたいなイメージの方も多いと思うので、一回骨盤矯正について書きます。

 

1,骨盤矯正について

独立前、会社のメニューとして採用していた文言になります。

この文言について医師が切れ散らかしていることと、ちょっと実態と文言が乖離しているので、独立を機に名称を消しました。

最近でも雑誌に医師が寄稿しています。

整形外科医が解説「骨盤のゆがみと不調との関係」
腰部にある環状の骨の一群である「骨盤」。ここがゆがむと、全身の調子が崩れたり、血行が悪くなったり、肩こりや腰痛や膝痛、冷え、肥満、生理不順などさまざまな不調の原因になったりする、といわれている。実際…

でも実際は、骨盤矯正を希望する人は骨盤矯正をしたいわけじゃなく、骨盤矯正をしたら痩せたり骨盤にいいことが起きるって言うイメージで希望されていることは理解しています。

ちなみに10年間当院で変わっていない説明があります。

産後骨盤がめっちゃ開くみたいなことはなくて、

この図の恥骨結合という部分が1センチ弱伸びるのであって、

こういう誤ったイメージがある人の方が多いと思います。

最近削除されましたが、大手整体グループでもこれに類するイラストが良く使われていました。

ちなみにこのくらい骨盤が開いていた場合、命の危険があります

では、産後太りって何だって話にになってくるのですが、出産を経験された方にお尋ねします。

サイズアップして引っかかる場所は、

1,骨盤

2,股関節

どちらでしたか?

おそらく、股関節と答える方の方が多いと思います。

そう、実際は股関節に産後問題を抱える方の方が多いように思います(例外はあります)。

これも別段変形ではなくて、妊娠後期に体型だけではなく、身体の使い方、歩き方が変わることによって引き起こされます。

なので、実際の産後の身体に何かする場合、

・身体に起きてること(ガタつきや緊張)

・出産に際して結構な期間使われていなかった部分のエクササイズ

・身体の使い方の是正

という3つのことが必要になり、骨盤矯正(って言われているやつ)は、この視点がないとあまり意味がありません。

そして、痩せに関しては、代謝にはあまり関与しませんので体重にはやってもやらなくても変化はあまりないと思います。

ただし、見た目、シルエットには効果がかなり見込めます。

どこでやっても痩せるってことは残念ながらないのですが、当院のケースで言えば、産後施術をある程度(一回だとちょっと無理)行った方に関しては、改善はみられているケースが多いです。

ただ、↑の要素を理解して行うので、「骨盤矯正任せてください!原因は必ずこれです!これやるのが根本改善です!」みたいなわかりやすい事が言えないのが実情です。

 

2,痩せる時にイメージしてほしい事

これをイメージできてない人は、結果時間とお金(劇的解決を求めて色んなとこ行くみたいです。8軒回って戻って来た方が教えてくれました)が余計に使われてしまう事があります

それは、

痩せる→体重×

痩せる→シルエット重視

という事を強く意識してほしいという事です。

ちょっと衝撃的なことを紹介しますね。

Instagramで見つけてきたのですが、ある女性がボディメイクをした結果、同じ体重のままシルエットが劇的に変わった写真です。

Instagram

ここまで行かなくても、

Instagram

こんな感じで、体重は痩せた実感に対してあまり意味がないことがわかります。

産前の体重に戻った時、出産と育児を経ているので、シルエット的には何もしていないと少し問題があるケースがあります。

しかし、産後の状況を活かしてボディメイクをすれば、むしろ産前より理想の体型を手に入れることが可能です。

あまり治療院が言わないことがあるのですが、実は産後はボデイメイクのチャンスです。

なぜなら、体重が増えているからです。

実はアスリートやボディビルダーが筋肉を増やしていくとき、増量期を設けることがあります。

ダイエット目的の女性が1か月間で筋肉を増やす増量期の具体的なやり方を解説|石本美ボディブログ
こんにちは!大手町、神田、小伝馬町で女性専門パーソナルジムリメイクを運営している石本哲郎です!(オンライン指導も実施中な

でも、自分から体重を増やす行為って抵抗があるじゃないですか。

でも、出産の過程で勝手に増量されているので、それを有効活用することで、産前に戻るだけではなく、理想の体型に近づくことが可能です。

ただ、それを邪魔するのが時間のなさですよね。

そのお手伝いで整体院や治療院をお得に使うって言うのが本来の用途になります。

後は、家族の転がし方協力をしてもらう方法とかを駆使したり、工夫するとより良いです。

そういうのも含めて、産後のお悩み、痩せるという事についてお力になることが大事なのではないか、そう思います。

 

 

 

 

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