個人店、値段据え置くと死ぬ説

とあるところに、定期的に行く飲食店があるんですが、某感染症からの自粛ラッシュ、その後の物価高に対して、値段を変えずに皆様のための店でい続けますって宣言してたのです。

こういう記事を書いてるってことは察した方もいるかもしれません、閉店しました。

そこそこ客付もよかったので、利益を一切取らないレベルで営業していたのかもしれません。

そしてその話を聞いて、一軒のラーメン屋さんを思い出しました。

そのお店は草加から結構離れた駅にありまして、注文が入ってから麺を切るんですよね。

いわゆるこだわりのお店ってやつです。

家の近所にあれば毎週行きたいレベルで美味しく、丁寧なラーメン屋さんでした。

ただ、こだわりが過ぎるので店員さんを雇えないんですよね。

雇うとその瞬間赤字になるので。

そして券売機にいつしか悲壮な文字が踊りました。

「原材料の高騰のため、このお店が続けられるギリギリまで値上げさせてください」

と。

しばらく行ってなかったのですが、思い出してしまったのでこわごわ検索をしたところ…臨時休業の文字がありました。

一方、みんな大好き時茂は、ちゃんと値上げに踏み切って今日も大盛況です。

どうしても個人がやっているお店だと、やっている人と値段を決める人と経営者がイコールになるので、来てる人も直接ものが言いやすいんですよね。

高いとか、他の店が値上げしたみたいな間接的な圧をかけたり。

そこに気を使っていて、いざなくなった時に、「あのお店美味しかったのに」みたいなことを言われたら無念で仕方ないと思います。

身につまされる出来事でした。

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