これは私たち施術所や整体院などにも誤った広告をした結果起きている不幸なことの一つです。
前回の記事も関係があるので合わせてごらんください。

よくありがちな文言
病院はシップや痛み止め出すだけで根本改善にはならない、一時しのぎでは解決しない。
みたいな文言ありますよね。
実際当院(整骨院)にも、そういってやって来た方も一定数いらっしゃいます。
しかし、それは本当なのかということは考える必要があります。
痛み止め、シップの効果効能
シップの効果は、経皮吸収型鎮痛消炎剤を用いて、患部の炎症、痛みを抑える作用があります。
したがって、ケガをした際には一定の効果が見込めそうですよね。
痛み止めもざっくり効果は一緒です。
違いは、内服薬なので全身的に効果が見込めることです。
ケガだけではなく、歯痛などにも使いますよね。
そして消炎鎮痛作用を持った薬を貼ったり飲んだりすることには明確な意図があります。
痛み止めの正式名称は「解熱消炎鎮痛剤」です。 熱を取り、炎症を鎮め、結果的に痛みを取り除くものです。 私たちは、鎮痛効果はもちろんですが、むしろ抗炎症効果を期待して処方する場合がほとんどです。 痛みの原因となっている炎症を鎮めないと、なかなか症状が緩和しない(=痛みが取り除けない)からに他なりません。
芹が谷整形外科クリニックより引用
むしろ治療に向かうために、つらい炎症時期をしのぐために有意なケースは多いです。
痛みのストレスは相当きつい
とにかく痛いってことは相当なストレスなので、それが緩和するだけでいろいろなことが一気に楽になりますし、そもそも忙しすぎて休めない人に「痛み止めは意味がない」って言って追い詰めることの方がマイナスだと思います。
治療院が言う根本改善は過言である
これは私たちセラピスト全体の問題でもありますが、どうしても広告上のフックとして、効果効能を課題に言い立てる悪癖があります。
仮に、湿布や痛み止めが一時しのぎの対処療法だとしましょう。
では私たちの用いている手技療法や物理療法は根本改善なのでしょうか?
答えはNOです。
もちろん一回で完全に良くなるケースはあるでしょうし、それは私もあります。
ただ、そうでないケースが多いですし、痛みの原因自体がシンプルでないことが多いです。
いくつかのものが重なって起きている痛みの場合、根本の原因を捜すことによって却って治りが遅くなるケースすらあります。
そして、湿布や痛み止め一撃で治ったケースもあります。
もちろん、症状や状態によってそれらの効果があるケース、ないケース、低いケースは存在します。
ただ、そのケースだと、痛みがないだけで根本的に変わってないのではないか?と不安に思う方もたくさんいらっしゃるようですので今回こういう記事を書いてみました。
みなさんの目的って何ですか?
痛みをとることなのか、予防なのか、メンテナンスなのか、効果は二の次で安さ爆発なのか。
どれも皆様にとっての目的で、それ自体は正しいものです。
しかし手段によってはミスマッチになることもあるので、なるべくならその目的とマッチするところに行かれることをオススメします。
4F整骨院ができること
では当院は何ができるの?っていうところを最後に書いておきたいと思います。
太字の部分は近隣でやってないことになると思います。
・けがの処置
・けがが治った後のメンテナンス(自費)
・予防(整体、鍼灸など)
・登録販売者、ドラッグストア勤務者の鍼灸師によるお薬、化粧品の話(猪瀬)
・他の施設、院の紹介
・なんとなくの不調の症状対処
・カウンセリング
・生活感のあるアドバイス
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